インタビュー内容

今の業務内容は何ですか？

主に脳卒中や脊髄疾患といった中途障害の方を対象に、生活する力を身につけて、在宅に戻るための支援・訓練をしています。

具体的にどんなお仕事をしていますか？

・個別プログラムの実施
生活するために必要な動作の確認、練習（リハセンターだけでなく、ご自宅での訓練もします）
→歩行訓練、調理訓練、買い物訓練、交通機関利用訓練、拠点設定支援、社会参加先の見学など
・集団プログラムの企画、実施
→生活・健康管理に関する講座、復職に向けた作業体験プログラム、創作プログラム、行事など
・ソーシャルワーカー業務
利用者さんが在宅に戻るためリハセンター内の関係職種や地域支援者との連携、内部・外部のカンファレンス実施
・入浴、整容等の介助や健康管理などの宿舎生活の支援

事業団を選んだきっかけ・理由を教えてください。

大学3年生の時、事業団の職員が大学で講義をしていたこと、その後ヨッテクにボランティアとして参加したのが事業団を知るきっかけでした。わたしは学生時代、実習やゼミは地域福祉や高齢者福祉、アルバイトは児童福祉、ボランティアでは障害福祉、と色々な分野を見てきたので、自分がやりたい分野をなかなか絞ることができなかったのですが、事業団では小児から成人、そして地域支援にも携われると知り、採用試験を受けました。自分の生まれ育った横浜市で働きたい！と思ったのも、事業団を選んだ理由の1つです。。

仕事をしていて、楽しさややりがいを感じるのはどんな時ですか？

担当していた利用者さんから「リハセンターに入所して良かった」と言って頂けた時です。利用者さんの人生に関わる仕事なので責任感もありますが、入所してできることが増えたり、病気になって諦めていたことをまた始めたり、仕事をするようになったり…そんな姿を見ていると、生活支援員として働いていてよかったなと思います。元々人とお話しするのがとても好きなので、利用者さんが常にいる今の現場で働けるのは楽しいです。

事業団、または職場はどんな雰囲気の職場ですか？

入職した時から今も変わらず思うことは、「働く環境としてとても恵まれている」ということです。職員は皆、利用者さんのことに関してとても熱心で、毎日勉強になります。わたしが所属している生活支援課は、常に明るくにぎやかな雰囲気で、先輩方は困ったときはいつでも丁寧に相談にのって下さるので、とても助けられています。

あなたの夢や目標を教えてください。

今は利用者さんにとってどのような支援が良いのか、色々なことを試したり、他の方のやり方を見て学んだりしているところですが、ゆくゆくは先輩方それぞれの良い所を取り入れ且つ、自分らしさを持っている支援者になりたいと思っています。個人的な事で言うと、小さい頃からエレクトーンを習っていたのですが、社会人になってからはサークルに入ってアンサンブルを楽しんでいます。まだまだ弾きたい曲がたくさんあるので、楽器はこれから先もずっと続けていきたいです！

就職活動中のみなさんへメッセージをお願いします。

4年生は就活以外にも実習・国試・卒論とやることが多いですよね。常に何かに追われながらの就職活動は大変だと思いますが、自分を見つめ直すきっかけにもなります。周りが決まってきても焦らずに、自分がやりたいことを大切に頑張ってください。今の仕事をしていて感じるのは、専門的な知識だけでなく、自分の経験や既に持っている強みが生かされることも多くあります。勉強ももちろん大切ですが、ぜひ学生のうちにしかできないことにどんどんチャレンジしてみてください。それが就活の時に役に立つこともあると思います。そして、いつか皆さんと働けることを楽しみにしています。